福島12市町村とは?
ふくしま12市町村移住支援センターとは?
全国的にみて最近の移住政策は、東京と東京近郊の一極集中を是正するため国と地方自治体が移住支援金を支給し、地方へ移住を促す政策だと思いますが、福島に関しては、趣旨が違います。
ふくしま12市町村移住センターは、福島県内で震災や原発事故の影響を受けた地域の復興と地域の活性化を目的とした移住支援プロジェクトです。
センター長は藤沢 烈(ふじさわ れつ)さんという方で、凄い経歴の持ち主です。
(能登の復興や政治的な本も書いている人らしいです。)
ふくしま12市町村移住センターの活動内容は、未来ワークふくしまというポータルサイトを見ればほぼ、内容がわかるようになっています。(ふくしま12市町村移住支援センターが運営しています。)
ふくしま12市町村移住センターは、移住や定住を希望する人々をサポートするため2021年7月1日に設立されました。
目次
とにかく子供を育てる支援は、手厚いようですよ!
福島12市町村とはどこ?
「ふくしま12市町村移住センター」は、福島県内の以下の12市町村への移住をサポートします。
- 双葉郡の8町村(大熊町、双葉町、浪江町、楢葉町、広野町、富岡町、川内村、葛尾村)
- 相馬市、南相馬市、田村市、伊達市
これらの市町村は、東日本大震災や原発事故からの復興を進める地域です。(もうかなり進んでいるようです)
新たに移住してくる人々を受け入れ、地域の再生に向けて協力していくための支援体制が整っています。
気候としては、福島県の南側を浜通りと言うらしいのですが、海に接しているエリアは海洋性気候のため、夏は海からの涼風が吹き比較的過ごしやすく、冬も比較的温暖で、降雪がほとんどないそうです。
阿武隈山地に位置する山間エリアは冬は積雪はないもののかなり冷え込むそうです。
震災後の復興状況は、東日本大震災から10年以上経った今、復興工事等は98%の箇所で事業着手されており、94%の箇所で完成にも至っているそうです。
福島県12市町村移住支援金
移住支援金
福島県には移住前から使える交通費補助や、移住後の移住支援金、起業する人向けの起業支援金など、移住に関する様々な支援制度があります。
色々な自治体が同じような支援制度を実施していますが、福島12市町村はここが違います!
福島を盛り上げてくれる方、全国から移住OKです!
世帯支援金200万円 単身者120万円
東京とその近郊だけでなく全国からの移住者を歓迎し、通常100万円の支援金ですが2倍の支援金を用意して、生活の立ち上げや就職・住居探しまで幅広くサポートしています。
詳しくはこちら
1年で最大5回ふくしま12への往復交通費を約半額補助!
また、福島に移住を検討している段階でもお金はかかります。
交通費と宿泊費。
就職するにしても、何か起業するにしても家を探す事務所を探す時間と労力を費やしますよね。
そしてお金!
そんな時にも1年で5回も支給してくれます。
お言葉に甘えて申請しても良いのではないでしょうか。
詳しくはこちらです!
子育て支援(南相馬市の場合)
全国的にみて他の自治体とかなり手厚くなっている子育て支援政策!
特に子育て支援の政策は、支援金が凄いですね。
下記に書いたものは、南相馬市だけの子育て支援策ですが、他の市町村も、もちろん同等の支援策があります。
全部書ききれないので参考までに南相馬市だけを書いてみました。
(他の市町村の関係者の皆様ごめんなさい)
それにしてもたくさんあります。
- ファミたんカードのページ(福島県子育て応援パスポート) 福島県支援
- 児童手当 福島県支援
- 移住支援金の子育て加算 福島県支援
- 子どもの医療費助成
- 保育園・認定こども園・小規模保育施設保育料の無料化
- 市内小中学校に在籍する児童生徒のICTを活用した家庭学習支援など
- 子どもの利用に係る市内スポーツ施設の利用料金免除
- 18歳以下の医療費を無料化
- 中学生までの給食費、完全無料化
- 在宅保育支援金
- 不妊治療及び不妊検査に関する助成金について
- 妊婦歯科健康診査
- はぐパパ応援育休取得促進奨励金
- 大学生等通学定期券購入費助成事業について
- 多子世帯子育て応援支援金支給事業
- 誕生祝い品を支給します
- 学校給食食物アレルギー対応補助金
- 巣立ち応援18歳祝い金支給事業
- 児童扶養手当(ひとり親)
- 大学一時金融資資金利子補給
くらし支援(広野町の場合)
こんな支援もあるなんて地味にありがたいです。
電気柵とか農業やってると当たり前?
- デマンド交通が始まります(無料町営バス定期コース運行)
- 生ごみ処理容器等設置事業補助金
- 合併処理浄化槽の設置で5人槽:332,000円支給
- 広野町電気牧柵設置補助金
仕事支援(富岡町の場合)
富岡町は、農業関係の支援が手厚いですね。
遊休地がたくさんあるってことかな。
- 県外在住の保育士さんで福島県内の保育所等へ就職 福島県支援
- 県内の診療所で開業を希望する医師と後継者不在で譲渡を希望する医師のマッチングを支援 福島県支援
- パラレルキャリア
- 人材共創促進事業 福島県支援
- 相双地域等(浜通り)で介護職での就職をお考えの方向けに各種支援を行っています 福島県支援
- テレワーク支援 福島県支援
- 新規担い手・農業研修生・農業法人の町内進出を応援します!収入と家賃補助
- 富岡町農業地域おこし協力隊
- 富岡町がんばる農業支援事業
- 福島県原子力被災12市町村農業者支援事業について
- 富岡町水稲作付再開奨励金
住まい支援(田村の場合)
田村市は空き家バンク後のリフォーム代や新築で建てる場合、賃貸での支援が手厚いですね。
必ず相談しないともったいないです。
- 来て ふくしま 住宅取得支援事業 福島県支援
- 三世代同居・近居住宅を取得する方へ 福島県支援
- 転入者の空き家リフォームを応援します(最大250万円)
- 子育て世代の定住化を応援します(リフォーム代子供1人あたり10万円追加)
- 転入子育て世帯住宅補助金
- 賃貸住宅の家賃の一部費用を最大月4万円支援
- 県外から市内にUターンする者の引越業者に支払う費用の2分の1(上限10万円)を支援
その他(葛尾村の場合)
尾村では、芸術家又はリタイア世代(60歳以上)の方で、県外から村内へ葛尾村空き家・空き地バンク登録物件を購入して移住する方に、最大170万円補助金を支給するだそうです。
シニア世代への移住支援はあまりないので注目してしまいました。
福島12市町村での暮らしのメリット
(1) コミュニティと交流の機会
- 移住者にとって、現地のコミュニティに溶け込むことが大切です。
12市町村では地域の住民が新しい移住者を温かく迎え入れる文化があり、コミュニティ活動に積極的に参加できます。
移住者同士のネットワークもあり、交流会やイベントで仲間を作ることができます。
あなたの居場所がそこにあるかもしれません。
(2) 子育て・教育の充実
- 福島の12市町村は、子育て環境も整っています。保育施設や学校がしっかりと整備され、自然の中でのびのびと子供を育てることができます。
また、移住者向けに子育て支援制度や医療費助成制度がある地域も多く、安心して子育てができる環境が整っています。
(3) 安心の医療体制
- 福島県内には、質の高い医療機関があり、12市町村でも医療アクセスが良好です。
特に、病院や診療所が地域に根付いており、医療に関する心配が少ないのもポイントです。
福島への移住を成功させるためのポイント
TOUR & EVENT 移住を検討している方に
ふくしま12市町村移住支援センターはたくさんのイベントを実施しています。
(他地域より多いんじゃないだろうか…)
ただ移住するのではなく起業を促すイベントが多い気がします。
- 現地視察や体験ツアーの活用
実際に福島県の12市町村を訪れて、現地の生活環境や雰囲気を感じ取ることが大切です。
(交通費と宿泊費は、満額ではありませんが年5回でます。)
また、移住体験ツアーや現地視察のプログラムを提供しており、気になるエリアでの暮らしを実際に体験できます。
6. まとめと移住希望者へのメッセージ
福島は、震災後復興して、住みやすい街になろうとしているのではないでしょうか。
それが証拠にたくさんのベンチャー企業が、福島に誘致企業として根を下ろし始めています。
企業があるということは、働くところがあるということで、働くところがあるということは、人が集まるということです。
確かに福島は、東日本大震災と原発事故で一時住めなくなりましたし、風評被害で農家さんや漁業関係者の皆さんも離れていったと思います。
でもいつの間にか先をいっている人たちもたくさんいるようです。
「えっ!福島にこんな会社あるの!」というのが驚きです。
企業一覧
多分、起業しやすいんだと思います。
あとは、他の自治体でもそうなんですが、子供のことに関して手厚く支援しているというのが伺えます。
とにかく、どの自治体も子供中心にお金を出している感じがします。
福島は、もっと出してる感じがしますが…
移住を考えている方、福島浜通りも「ありだと思います」。
私も今度のイベントには、ぜひ参加してみたいと思います。
それでは!
今回は、福島浜通りと呼ばれる地域の移住支援のご紹介です!